ザ・ゴール2

『ザ・ゴール2 思考プロセス』
エリヤフ・ゴールドラット 著
三本木亮 訳
原題:”It’s Not Luck”

Cast Switch佐藤からの推薦

前作『ザ・ゴール』で工場閉鎖の危機を見事に救った主人公アレックス・ロゴ。あれから10年が経ち、彼はユニコ社の多角事業グループ担当副社長として手腕を振るっていました。そんな彼を、グループ会社の売却問題、家庭の危機など、次々と難題が襲います。

前作が生産工場の現場をリアルに描き、TOC(Theory of Constraints:制約条件の理論)によって組織が劇的に変わっていく過程を小説形式で分かりやすく伝えた名著であったのに対し、本書はTOCの根幹となる「思考プロセス」に焦点を当てています。

前作では、生産管理の具体的な手法を通じて「実際に起きている事が自分たちの工場にも当てはまる」という共感を呼びました。今作では、その基本となる考え方を小説仕立てとすることで、読者は主人公と共に悩み、考え、気づく追体験ができるのです。

ゴールドラット博士は、TOCを単なる生産管理の手法から、新しい会計方法(スループット会計)や一般的な問題解決の理論(思考プロセス)へと発展させました。本書を読めば、「変化を起こし、実行に移すための手法」を自分で体験したかのように理解できます。

製造業、と聞くと工場を対象としているように思えますが、この思考プロセスはあらゆるビジネス、さらには日常生活にも応用できる普遍的な問題解決の方法論なのです。マーケティングや経営全般の課題に直面している方、改革を推進しているが現実が変わらないと感じている方に、特に役立つ内容です。

日経ビジネスの書評でも「精神論ではない具体的な手法こそ、改革を推進する人々に広く役立つ」と評価されています。

前作と併せて読むことで、TOCの全体像がより深く理解できます。
組織の課題解決に取り組むすべての方に、TOCコンサルタントとして強く推薦いたします。

Cast Switch 佐藤